ちりめんじわの原因は乾燥だけと思っていませんか?

ちりめんじわを気にする女性

 

ちりめんじわをご存じですか?初めて聞く方には、なにやら特殊なシワのような印象を受けるかと思います。

 

ちりめんというのは、ちりめん生地、ちりめんじゃこなど、縮んで細かいデコボコがたくさんある状態のことを言います。ちりめんじわは目元や口元など皮膚の薄い部分にできやすく、浅く小さいシワが複数集まったものです。

 

目元のアイシャドウやファンデーションがよれてしまうのもこのちりめんじわによることが多いです。

 

お肌の構造は、表面から表皮、真皮と層になっていますが、ちりめんじわは表面の層である表皮にできたシワです。シワのレベルとしては軽い方です。

 

放置することで深いシワにも

ちりめんじわを放置していると小さなシワも繋がって範囲が広がっていき、やがて太くくっきりしたシワとなり、初めは浅かったはずが真皮レベルの深いシワへと発展していくことがあります。

 

逆に言えば、ちりめんじわは発見してから早めに対応すれば、十分に改善することができるシワなのです。

 

何でも早期発見は大切なんですね。

 

ちりめんじわのあらゆる原因を知って、予防と早期対応で隙なく撃退しましょう!

 

 

とはいえ、やはりちりめんじわの主原因は乾燥

お風呂上がりの女性

 

乾燥を原因としたちりめんじわは、自分で簡単に確認できます。

 

お風呂上りに鏡でシワをチェックしてみてください。シワが消えていたり薄くなっている場合は、乾燥によるちりめんじわです。

 

特に目もとのちりめんじわは別名乾燥小じわと呼ばれるほど、最も多い原因は乾燥なのです。

 

 

表皮の層の中でも最も表面にあるのが角質層です。角質はお肌の奥から押し上げられた死んだ細胞の集まりで、ターンオーバーが来ると自然に剥がれ落ちていきます。

 

では、死んだ細胞の集まりなら角質は全部除去した方がいいのでしょうか?

 

いいえ、実は角質はお肌を守る上で大事な役割を担っているんです。角質は外部の刺激からお肌を守り、内側の潤いが逃げないようにガードしています。

 

目元や口元など皮膚が薄い部分は角質層も薄くなっているので、乾燥に弱くなっています。

 

繰り返す乾燥でちりめんじわに

乾燥を繰り返すと、角質層が硬くなって柔軟性がなくなるので、お肌がデコボコした状態になります。お肌の手触りが滑らかでないときやお化粧ノリが悪いときの状態ですね。ここから乾燥によるちりめんじわが始まっていきます。

 

さらに乾燥が進むと、古くなった角質が大きな塊でボロリと剥がれ落ちるようになります。

 

このときに、本来まだ取り除かれる必要のない若い角質細胞まで引きずられて一緒に剥がれ落ちます。すると、角質のガードが薄くなって、ますます内側の水分を逃がして乾燥していきます。

 

角質が大きく剥がれ過ぎてしまった部分から縮んでいき、ちりめんじわが完成されてしまうのです。

 

このように乾燥はちりめんじわの主原因ですが、じつは他にもしわの要因はあります。主に4つの原因についてまとめました。

 

乾燥以外のちりめんじわの原因@「カルシウム不足」

骨密度が低い人は顔や首のシワが多いという興味深い研究論文があります。

 

これは、2011年にアメリカのエール大学で女性のシワと骨密度の関係について女性114名を対象に研究した結果で、骨のたんぱく質が女性のシワの多さに影響していることを明らかにしました。

 

骨密度が高い人は、お肌の弾力性が高いという結果になったそうです。

 

これは聞き捨てならない話ですよね。

 

カルシウムと聞くと骨に存在しているイメージですが、一部分はお肌の顆粒層にも存在しています。

 

表皮の一番表面にいるのが角質層ですが、その次の層が顆粒層です。古くなった肌細胞は表層へと押し上げられてターンオーバーを繰り返しますが、顆粒層から角質層へ細胞の移動をスムーズに促しているのがカルシウムです。

 

カルシウムが不足するとターンオーバーが乱れるので、お肌には古くて硬い細胞が溜まり、ごわついたり乾燥し、やがてちりめんじわを作ってしまいます。

 

また、角質細胞たちは天然保湿因子(NMF)と呼ばれる保湿成分を持っていて、お肌の潤いをキープしています。

 

カルシウムはこのNMFの重要な成分でもあるので、カルシウム不足は乾燥を招き、ちりめんじわの原因となるのです。

 

乾燥以外のちりめんじわの原因A「ビタミンD不足」

美肌に重要なビタミンというとすぐにビタミンCが浮かびますよね。もうひとつとても大事なのがビタミンDになります。

 

ビタミンDは、細胞分裂を促して、お肌のターンオーバーの周期をスムーズに整える働きがあります。ビタミンDが不足するとターンオーバーが低下して、角質には古い肌細胞が溜まっていきます。

 

適切な成熟度合の角質であれば、水分の蒸発を防ぎ、角質内の保湿因子の力でお肌の潤いをキープできますが、古くなり過ぎた角質では保湿因子も減少し乾燥していくことで、徐々にちりめんじわができていきます。

 

ビタミンDにはもうひとつ重要な働きがあります。それはカルシウムの吸収を高めること。

 

カルシウムはそれだけで摂取しても吸収が良くない成分です。ビタミンDがカルシウムの吸収を大きくサポートしているので、ビタミンDが不足すれば、カルシウムも不足します。

 

カルシウムが不足すると前にお話ししたように、お肌の乾燥を招いて、その結果ちりめんじわへと発展してしまうのです。

 

乾燥以外のちりめんじわの原因B「鉄分不足」

鉄分は女性に不足しがちなので積極的に取り入れた方がいいミネラルと言われていますが、鉄分は貧血だけでなく美容にも深い関係があります。

 

鉄分には健康なお肌のターンオーバーとコラーゲンの生成に必要不可欠なミネラルです。

 

口の中を切ってしまって血が出たとき、口の中が鉄臭いと感じることがありますよね。鉄は赤血球に含まれるヘモグロビンの主な成分です。

 

ヘモグロビンは血流に乗って体の隅々まで酸素を運び、必要としている細胞に酸素を届けると、不要になった二酸化酸素を回収して肺に戻ります。

 

私達が息を止めると苦しくなって生きていけないように、細胞ひとつひとつも酸素が得られなければ機能がストップしたり死んでしまうのです。

 

お肌の細胞に酸素が届かなければ、表皮では古い細胞は剥がれて新しい細胞が生まれてというターンオーバーが滞ってしまいます。

 

真皮では細胞がコラーゲンを新しく作るという機能が正常に働かなくなって、コラーゲンが減少していきます。

 

鉄不足によってターンオーバーの低下や、弾力の元であるコラーゲンの減少が起きることでやがてちりめんじわができてしまうのです。

 

乾燥以外のちりめんじわの原因C「睡眠不足」

睡眠不足が続くと目元からシワシワ老けていく感覚ありますよね、なぜなのでしょうか?

 

私達の体では交感神経と副交感神経という反対の働きをする神経が働いています。

 

日中起きているときや集中しているときは交感神経が、寝ているときやリラックスしているときは副交感神経が優位になっています。

 

片方が働いているときはもう片方はお休みしている状態です。

 

通常、睡眠中は副交感神経が優位になるので血管もリラックスして広がります。

 

睡眠が取れていないと、交感神経が優位な状態が続くので、血管も緊張したようにキュッと収縮した状態のままになり、体内では血行不良が起きます。

 

徹夜が続くと血行不良でクマができるのはこのためだったのですね。

 

血行が不良ということは、体の隅々まで新鮮な酸素が行き渡りにくくなるので、お肌の細胞も健康なターンオーバーができなくなってしまいます。

 

特に目元の皮膚は薄いので、寝不足によるターンオーバー低下のダメージをすぐに反映し、クマや目元のちりめんじわとなってSOSを発信します。